2010年11月24日
秋葉好江さん
今朝4:00にたまたまラジオを付けたらNHKのラジオ深夜便をやっていた。インタビューコーナーを途中から聞いたのだけど、話している方の話しが面白いというか、感心させられて最後まで寝床で聞いてしまった。
話している方は秋葉好江さんという女性の方で、アメリカでYoshi'sという日本料理店とジャズのお店をやっているそうだ。
1943年生まれだから今66か67歳くらい。本人は戦争孤児で戦後天涯孤独となり、私設孤児院のようなところで育てられたらしい、
いじめにもあった。20歳でアメリカに渡り、大学でダンスやアートを学び、食うためにに友達と日本料理店を始めたという。
ご主人は禅宗の僧侶で店の横に禅寺をつくっている。本人も毎朝坐禅を組んでいるそうである。お茶や生花の先生でもあるそうだ。秋葉さんは、もっと日本文化をアメリカで多くの人々に紹介したいし、慈愛をもって生きることを心がけているということだ。
たまに日本に帰るけれど、日本人は今安易な方向に行っているのではないか、インターネットも含め物質主義になっていると思うと言われる。アメリカ人も今大変迷っていて、資本主義の行き詰まりのような状況で、日本文化に大変関心を持っているそうだ。
等々いろいろ話されていたが、ラジオから聞こえてくるその「声」に凛とした精神を感じた次第です。
NHKのラジオ深夜便のインタビューコーナーは聞いて良いものが多いです。時間が深夜なのがちょっとですけどね。

秋葉好江さん

店の外観

お店のロゴ
話している方は秋葉好江さんという女性の方で、アメリカでYoshi'sという日本料理店とジャズのお店をやっているそうだ。
1943年生まれだから今66か67歳くらい。本人は戦争孤児で戦後天涯孤独となり、私設孤児院のようなところで育てられたらしい、
いじめにもあった。20歳でアメリカに渡り、大学でダンスやアートを学び、食うためにに友達と日本料理店を始めたという。
ご主人は禅宗の僧侶で店の横に禅寺をつくっている。本人も毎朝坐禅を組んでいるそうである。お茶や生花の先生でもあるそうだ。秋葉さんは、もっと日本文化をアメリカで多くの人々に紹介したいし、慈愛をもって生きることを心がけているということだ。
たまに日本に帰るけれど、日本人は今安易な方向に行っているのではないか、インターネットも含め物質主義になっていると思うと言われる。アメリカ人も今大変迷っていて、資本主義の行き詰まりのような状況で、日本文化に大変関心を持っているそうだ。
等々いろいろ話されていたが、ラジオから聞こえてくるその「声」に凛とした精神を感じた次第です。
NHKのラジオ深夜便のインタビューコーナーは聞いて良いものが多いです。時間が深夜なのがちょっとですけどね。

秋葉好江さん

店の外観

お店のロゴ
Posted by ricky0329 at
10:40
│Comments(3)
2010年02月25日
マシュー・バーニー
先日マシュー・バーニーのDVD「拘束なし」を借りて観た。マシュー・バーニーのDVDがビデオ屋にあるのは驚いた。
マシュー・バーニーはアメリカの新進気鋭の芸術家。イェール大学で医学を修め、モデルでもあった。マシュー・バーニーの名前を
一躍有名にしたのは、ビデオオペラ「クレマスターサイクル」シリーズである。クレマスターとは男性の睾丸を支えている筋肉のことらしい。「クレマスター・・・」を全編観たわけではないが、一部を観ても難解、グロテスク、耽美的という印象がある。
制作に相当お金がかかっているが、お金はグラッドストーンギャラり-が支援している。
マシュー・バーニーの映像や行為は理解しようとしても、なかなか理解しにくい。どうも風が吹けば桶屋が儲かるみたいな、演繹性
がある。今回の「拘束なし」も日本の捕鯨船「日新丸」上で鯨に見立てた樹脂を解体したり、船内で茶の湯をしたり、終いには人間解体行為となる。鯨油を取るために多くの鯨を採ってきた人間に対する批判なのかどうかわからない。
しかし真剣に難解な映像作りに取り組みマシュー・バーニーは現代のマルセル・デュシャンとも評される。難解さを理解しようとする試みは楽しくもある。
マシュー・バーニーはアメリカの新進気鋭の芸術家。イェール大学で医学を修め、モデルでもあった。マシュー・バーニーの名前を
一躍有名にしたのは、ビデオオペラ「クレマスターサイクル」シリーズである。クレマスターとは男性の睾丸を支えている筋肉のことらしい。「クレマスター・・・」を全編観たわけではないが、一部を観ても難解、グロテスク、耽美的という印象がある。
制作に相当お金がかかっているが、お金はグラッドストーンギャラり-が支援している。
マシュー・バーニーの映像や行為は理解しようとしても、なかなか理解しにくい。どうも風が吹けば桶屋が儲かるみたいな、演繹性
がある。今回の「拘束なし」も日本の捕鯨船「日新丸」上で鯨に見立てた樹脂を解体したり、船内で茶の湯をしたり、終いには人間解体行為となる。鯨油を取るために多くの鯨を採ってきた人間に対する批判なのかどうかわからない。
しかし真剣に難解な映像作りに取り組みマシュー・バーニーは現代のマルセル・デュシャンとも評される。難解さを理解しようとする試みは楽しくもある。

Posted by ricky0329 at
08:50
│Comments(0)